大傑作であり、ジャンル映画としてアカデミー賞作品賞に異例のノミネートになった「第9地区」が遂に4月10日に日本で公開される。完成披露試写から公開まで、約2ヶ月しかないので、急きょ応援Webを立ち上げることにした。

 上記以外にも、ピーター・ジャクソンのプロデュース、既に観た人は誰もが絶賛しタランティーノも09年のベスト11映画に「第9地区」を選んでいたりと(11というのがタランティーノらしい)話題性は十分にあるが、 出演者は無名(主演はプロパーの俳優でなく、もともと監督や製作などの映画スタッフで監督の友人。だが、演技力は抜群でリメイク版「特攻野郎! Aチーム」の主役の一人に選ばれた)、監督は新人と日本では不利になる要素がいくつもある。 そのうえ、輸入盤DVDは年末に出ていて、こういう映画のファンは既に見ているかもしれない(飛行機内での上映も行われている)などの要因もある。 だが、次のこちらのブログで書いたように画面作りや音響設計なども含めてスクリーンで体感すべき映画なのだ。

<狂ったほど独創的で厚かましいほどに政治的!要するにExciting!>

 ストーリーの詳細は何も知らないで観るのが一番良い作品だが、ドキュメンタリータッチで撮った映像も素晴らしい。そして、「第9地区」のニール・ブロムカンプ監督は「トランスフォーマー」の監督候補に挙がるものの新人ということで除外され、 TVゲーム「HALO」映画化の監督に抜擢され、ピーター・ジャクソンと組んで企画を進めるが新人監督ということで、100億円以上の予算を出資者が二の足を踏んだために企画がぽしゃり、 「HALO」の出資者の中の賛同者が「30億円ほど出すから何か長編映画を作らないか」と持ちかけて35億円でのニール・ブロムカンプが自らの6分の短編「Alive In Joburg」(05)を映画化したのが「第9地区」なのである。 製作までの、この不屈の心意気が素晴らしい。そして見事な作品を作り上げ、大ヒット、批評も絶賛を集めた。「クローバーフィールド」を模したようなゲリラ的な宣伝は一部で不安視されたが、作品のクオリティが補って余りあるものなので、あまり関係なかった。

 監督のニール・ブロムカンプは79年生まれの若さの異才なので本当に今後が楽しみだし(CM業界での評価もとても高い)、再度だが、あきらめないで長編デビューしたガッツは純粋に称えたい。 とにかく劇場で観てよかったら、周りに広めてもらいたい作品です。こちらのWebに応援の署名ができるページも設けたので、今作の良さに賛同し、そちらにも署名いただけたら、いずれ監督のニール・ブロムカンプと製作のピーター・ジャクソンには何らかの形で、この応援署名のことは伝えますので、是非よろしくお願いします。
(わたなべりんたろう)

⇒ 映画「第9地区」公式サイト

⇒ 応援の署名はこちらから!

(c) 映画「第9地区」応援WEB












−更新履歴−
2010.5.21
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2010.5.13
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2010.5.8
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2010.4.22
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2010.4.15
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2010.4.10
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2010.4.7
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2010.3.30
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2010.3.17
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2010.3.12
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2010.3.8
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2010.3.5
応援WEB開設


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